フィラデルフィア計画
'フィラデルフィア計画''(ふぃらでるふぃあけいかく) とは
フィラデルフィア計画とは、アメリカ合衆国ペンシルヴァニア州フィラデルフィアの沖合で行われたとされる実験である。
発端は、発明家のニコラ・テスラによる「テスラコイル(高性能の変圧器)を用いて強力な磁場を発生させれば、艦体がステルス効果を得ることができる」というプロジェクトだった。後に、数学家のフォン・ノイマンが後任することで、プロジェクトは進む。
実験は駆逐艦エルドリッジを使用して行われた。沢山の電子機器と作業員を積んだエルドリッジは、実験が始まると、強力な磁場を発生させ、レーダーから姿を消した。実験は成功し、ステルス効果を得られたのだ。しかし、喜ぶのもつかの間、エルドリッジは緑色の光を艦体から発すると、突如として物理的に姿を消してしまった。
そうして次の瞬間には、2500km離れたヴァージニア州ノーフォークに現れたのである。そうして数分後には、また瞬間移動をして、元のフィラデルフィアへと戻った。
二度の瞬間移動を通じて帰還したエルドリッジだったが、実験班が艦内へ急ぐと、そこは地獄絵図であった。
火達磨になっているもの、一部が透明化したもの、衣服だけが焼き付けられて残っているもの、壁と同化したもの、物理現象では考えられない様相に作業員達が阿鼻叫喚している姿があった。
死者16人、発狂者6人を出して、実験は闇に葬られた。関わった者には緘口令が敷かれたという。
この実験は、モーリスという作家に、謎の人物から詳細の密告があったことから発覚したという。モーリスはこの人物を探したが、結局見つからず、それどころか数年後にモーリス自身は謎の自殺を遂げてしまった。
アメリカ海軍は、当時の公的文書を証拠に、この実験について強く否定している。結局は都市伝説の域を出ない話であるところを見るに、これも真相は闇の中である。
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- 最終更新:2015-04-24 02:44:25